紫外線と日焼けについて
だんだん涼しくなって秋めいてきましたね🎑
でも、曇りの日でも冬でも、紫外線はたくさん降り注いでるんです⚠☠
私たちが地上で浴びる紫外線には、紫外線A波と紫外線B波の2種類があって、「シミ」の原因になるだけでなく、「シワ・たるみ」の原因にも💦
【韓国人の方に、「なんでそんなに肌が綺麗なの?」と聞いたら、「日本人は肌の美しさを気にするのに、なんで毎日日焼け止めを塗らないの?」といわれた。】という記事を見て以来、かならず毎朝日焼け止めを塗るようになりました☢💧
それだけ紫外線は美肌の大敵なんです⚠
紫外線と、日焼け止めを選ぶ際に注意したいSPFとPAの効果、成分について簡単にご説明します✨
【紫外線の種類】
■紫外線A波:長波長紫外線と呼ばれ、肌の内部(真皮)まで到達するといわれています。真皮層まで届いた紫外線は、繊維芽細胞にダメージを与え、ハリや弾力の源であるコラーゲンやエラスチンを減少させて、シワ・たるみの原因となります。
また、肌を黒くする(sun tanning)要因だといわれています。
■紫外線B波:中波長紫外線と呼ばれ、肌の表面に作用し、赤く炎症(sunburn)を起こします。私たちの体は、肌細胞を守るためにメラニンという色素を作りだします。通常ターンオーバーで元の状態に戻っていくのですが、紫外線を浴び続けると、メラニン色素が蓄積し、色素沈着を起こしてシミになります。
■紫外線A波を防ぐPA
4段階の「+」マークで表示され、「+」の数が増えるにつれ、紫外線A波に対する効果が高いことを表しています。
■紫外線B波を防ぐSPF
1〜50+までの数値があり、何も塗らない状態に比べて紫外線B波による炎症をどれぐらい防止できるかを表しています。例えばSPF10なら日焼けを10倍遅らせる、SPF50なら日焼けを50倍遅らせる、ということです。
どちらも数値が高ければよいというわけでもなく、日常生活でしたら肌への負担を考えてSPF30・PAも1~3で十分だと思います。
また、いくらSPF値が高い日焼け止めを使っても、汗・水・皮脂・摩擦で効果が弱まっていくので、こまめな塗りなおしが必要です。(2時間おきに塗りなおすのが良いとされています。)
【紫外線防止剤の種類】
大きく分けて以下の2種類です。
■紫外線吸収剤:日焼け止めの成分自体が紫外線を吸収し、肌に紫外線を通さない
紫外線吸収剤のメリットは、紫外線防御力が強いことです。さらに、無色透明なので白浮きがなく、塗り心地もなめらかで、使い心地がよいのが特徴です。
しかし、防御力が高い分、肌への負担が大きく、有機化合物であるため、人によっては刺激を感じることがあります。
※製品によって「オキシベンゾン」や「オクチノキサート」という成分が含まれており、海洋生物やサンゴ礁に悪影響を与えているという事例もあり、使用が制限されている地域もあります。
■紫外線散乱剤:日焼け止めの成分が紫外線を散乱させ、肌に紫外線を通さない
紫外線散乱剤のメリットは、有機化合物ではないため肌への負担が少ないことです。いわゆる「ノンケミカル」と表示されているものです。
しかし、白浮きしやすかったりベタベタしたりなど、使用感の悪さがデメリットです。
刺激が強いといわれる紫外線吸収剤でも、問題ない人もいれば、肌にやさしいといわれる紫外線散乱剤で肌荒れを起こす人もいます。最近では、肌への刺激を抑える技術なども開発されており、どっちがよいとは一概に言えません。
【日焼け止めのタイプ】
最近はいろいろなタイプの日焼け止めが発売されています。用途に応じて使い分けしましょう。
ミルクタイプ クリームタイプ |
落ちにくい 化粧下地にも使用できる |
ジェルタイプ |
伸びがよく、体にも塗りやすい ミルクやクリームタイプよりは落ちやすい |
パウダータイプ ミストタイプ スプレータイプ |
メイクの上から使用できる。 |
シートタイプ |
汗ばんでいるときにも、さっと拭いて使用できる |
スティックタイプ |
手を汚さずに使用できる |
個人的には、顔・体・お直し用で分けています。
また成分的には、酸化チタンや酸化亜鉛が含まれているものは使用しないようにしています。
お肌が弱い方は、使う前にパッチテストを行うのもよいですね。
成分やタイプによって、ご自分に合う日焼け止めを探してみてください。
1年中しっかり紫外線対策で美肌を手に入れましょう。
次回はおすすめの日焼け止めをご紹介します。